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自分の子供時代の虐待経験を『Why Me?』という形にまとめるために、人生のすべてを費やした気がします。文章にしようとするたびに、どこから書いてよいかわからなくなりました。また、世間がどう反応するかという不安もありました。世間の人は、私のことをあざ笑い、当然の報いだと言うかもしれない。あるいは自分の恥部をさらけ出したことを批判されるかもしれない。そんな思いがよぎりました。しかし、この物語を書くことがきっと私の癒しになると考えた夫に勧められ、出版などは一切考えずに、物語を書くことを決意しました。そして、とうとう物語を完成させました。私はすべてをありのままに書きました。
目を閉じれば未だに思い出してしまう母の眼つき、顔を近づけてきたときの母の息、長い時間を過ごした納屋、クレンザーで歯磨きをさせられたこと。そういったことを文章にしました。今でも感じること、大人になった今でも夢でうなされることや、私を悲しませていることを書きました。
本を書くプロセスは、癒し効果のあるものでした。私は、自分が成人してからずっと理由もなく罪悪感を抱いていたことに気づきました。私が母に受けた仕打ちを考えれば、自分は何も悪いことなどしていないのに。私が長年抱いてきた罪悪感を、多くの人も持っているのではないかと思いました。そこで、虐待の被害者を支援するためにも、自分の経験を本にしようと決意したのです。
昔ながらの出版社をいくつか当たってみましたが、原稿を読んでもらえず、落胆しました。見つけたほとんどの出版社では、エージェントの紹介がないと原稿を読んでもらうこともできませんでした。本の出版はあきらめようと思い始めていたとき、何気なくインターネットで探していると、Amazon の Kindle ダイレクト・パブリッシングに出会いました。そこで初めて電子出版の世界に出会ったのです。2010 年 9 月に本をアップロードしたところ、翌年の 12 月には大手出版社から紙書籍を出版しないかという声がかかりました。出版業界の大手から声がかかったことに非常に驚き、光栄に思いましたが、その話はお断りしました。大きな市場に売り込む気はなく、本当に私の物語を必要としている人の手にわたってほしいと考えていたからです。
その後、2012 年 1 月に、『Why Me?』はニューヨーク タイムズのベストセラーランキングの 8 位に入りました。ランキングの Web ページに、大手出版社の本と並んで私の『Why Me?』が掲載されているのを見たときの感動は一生忘れないでしょう。
私は電子出版という形にこだわりました。私の物語は、私の個人的な経験に関するもので、自分にとって非常に大切なものだからです。その物語の権利を誰かに売り渡してしまうことは、自分の子供を売るようなものです。自分の子供を売ることができる人などいるでしょうか。
私は昔から文章を書くことが大好きで、いつでも頭の中のストーリーを本にしたいと思っていましたが、実際に本を書くことになったのは大分年をとってからでした。『Gilligan's Dreams』は、コメディドラマ「Gilligan's Island」の主演俳優 Bob Denver との 30 年間におよぶ結婚生活について書いた本で、私の人生の良かったときのことも悪かったときのことも記しています。人生の困難に真っ向から立ち向かった記録でもありますが、何よりもかけがえのない愛する人と 30 年間を共に過ごしたからこそ書けた本でもあります。彼は私を全面的に信頼してくれていました。彼なしではここまでやってこられなかったと思います。改めて彼の偉大さに気づきました。人生を精いっぱい生き、自分たちが得た経験を周りの人に役立て、自分の力のおよぶ限りこの世界を良い世界にしようと試みることで、夫を失った悲しみを克服し、夫との思い出に敬意を払うことになると思っています。そのような経緯から、50 代になり、彼との結婚生活について書こうと思いました。
物を書くという作業は、一見簡単なことのように見えます。フィクションでも自伝でも、まず自分で書きたい内容を決めて、それを紙に手書きするか、キーボードで打ち込んでいくだけです。自分が書きたい話を書くのですから、難しいはずはありません。他の誰も知らない、自分だけが語ることのできる、自分の話を書くだけです。かつては私もこのように考えていましたが、実際はまったく違いました。回想録を書く場合、著者は自分の経験を追体験することが重要だということを聞いていたので、私が実際に書くときには、楽しかった思い出や悲しかった思い出の場所に行って、それらの思い出を追体験しようと考えていました。ただ、いざ取り組んでみると、人生の良かった時期や悪かった時期の体験をどこまで掘り起こすべきかというのは難しい判断でした。人生のある時点の出来事を落ち着いて思い出すこともそうですが、かつて感じた味覚、嗅覚、聴覚など、さまざまな感覚をありありと思い出す作業は、とても難しい作業で、何度も困難にぶつかりました。
ここで重要なキーワードは「自分」です。私が書こうとする内容はきわめて個人的な話だったので、どのような形で出版するかを自分自身で決めたいと思っていました。ありのままの自分を公にさらけ出すのは非常に恐ろしく、怖いことで、つい怯みそうになります。出版社に言い回しを直してもらったり、どの部分を削ったり残したりするかをチェックしてもらうことは、まったく気が進みませんでした。そこで、私の信頼する友人で、ニューヨーク・タイムズから出版されたベストセラー本の著者である Homer Hickam 氏にアドバイスを求めました。そこで勧められたのが Amazon KDP でした。Amazon KDP は私にぴったりの方法でした。私は自分の本を、自分が書いたとおりに、自分が読者に読ませたいと思う方法で作成したいのです。私にとっては、電子出版以外は考えられません。
Amazon KDP はあらゆる面で気に入っています。質問をすれば、すぐに前向きな回答が返ってきます。メールの返信も迅速です。マウスをクリックするだけで、編集、出版、更新、さらには写真の追加も行うことができます。本の販売部数、ロイヤリティ、読者レビューなども、24 時間いつでもマウスをクリックするだけでチェックできてとても便利です。Amazon のもう 1 つの長所は、オンデマンド パブリッシングであるという点です。1 冊でも千冊でも、注文すれば指定した日付に本が届けられます。出版したい原稿がある人は、Amazon KDP を選べば間違いないでしょう。
私は 4 年生のころから作家になりたいと思っていました。初めて自分の作品が出版されたのは、それから 15 年経った後です。大学卒業後に入社した Doubleday Books で、小さい雑誌に記事を書いたのです。余談ですが、そのすぐ近くで Jackie O が働いていたので、私の両親は大変驚いていました。ですが、私が本当に書きたかったのは、一番好きなノンフィクションの物語の本でした。
そのチャンスを得るまで、さまざまなことをしました。フィッシュ アンド チップスの売店で働いたこともあれば、ニューヨークの大きな一流法律事務所の校正担当者として、パーク アベニューに住むセレブたちの依頼をこと細かくチェックしたこともあります。その他にも、バイク メッセンジャーとして働いたり、ウェイター業ではとんでもない無能ぶりを発揮したり、いろいろな仕事をしてきました。
そして、ついにノンフィクションの本を執筆し始めたのですが、従来のフォーマットには合わない題材もあることに気づきました。興味深く重要ではあっても、300 ページのハード カバーにするほどではない出来事、人物、事件などがあることに気づいたのです。今までなら、このような題材を本にすることはまず無理でした。
Kindle ならば、このような題材でも本にすることができます。今までは出版されず、人々に読まれなかったであろう過去の出来事を、今までと違った形で記述した新しい形の本を出版し、人々に読んでもらうことができました。最も重要な点は、自分が書きたいと思う物語を自由に選べることです。
電子出版は、私に自由と発見をもたらしてくれます。
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