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HTML および CSS のガイドライン

サポートされている HTML 要素の一覧をご覧ください。サポートされている CSS 要素の一覧をご覧ください。タイプセッティングの改善でサポートされる属性およびタグの一覧をご覧ください。


整形式の HTML 文書 (XHTML) を構築する

Kindle Format 8 は、一部の機能 (フォーム、フレームおよび JavaScript) 以外は、HTML 5.0 のほとんどの機能をサポートしています。

Kindle 向けに HTML や XHTML のソースを作成する際は、整形式の HTML 文書構築に関する入門書として、以下のいずれかの資料を参照してください。

HTML または XHTML ドキュメントがアクセシビリティのために適切に設定されていることを確認するために、以下のドキュメント アクセシビリティ規格を遵守することをお勧めします。



マイナス値

テキストと余白の配置に際し、マイナス値は使用しないでください。調節のために余白を追加することなくマイナス値を使用すると、コンテンツのすべてが表示されず、端が切れてしまうことがあります。たとえば、2em のテキスト字下げを使用したい場合、左側に 2em の余白を適用する必要があります。



スクリプト

スクリプトはサポートされていません。すべてのスクリプトは変換の間にソースから削除されます。



<p> タグのネスト

W3C 規格に準拠して、<p> タグはネストしないでください。<p> タグがネストされたファイルは、適切に変換されません。



ファイル参照: ソースのスペリングと大文字と小文字の区別

HTML の W3C 標準に準拠するため、すべてのファイル参照 (フォント名、画像名など) は、ソース ファイル名のスペルや、大文字と小文字の区別を一致させる必要があります (例: ”audiovideo/ThisFile.mp4” は ”audiovideo/Thisfile.mp4” とは異なります)。 ディレクトリ内のファイルを示すには、"\" ではなく "/" を使用します (例: "multimedia/ThisFile.mp4" は正しく、"multimedia\ThisFile.mp4" は正しくありません)。



その他のエンコードのサポート

Kindle 本のソースはさまざまな方法でエンコードできます。エンコードはすべてサポートされていますが、以下を条件とします。

  • HTML ファイルのエンコードが明示的に HTML で宣言されていること。
  • ソースをコンパイル中のコンピューターで使用するエンコードがサポートされていて、Unicode への変換方法を理解していること。

HTML のエンコードは、<head> セクション内の <meta> タグまたは XML 宣言を使用して指定することをお勧めします。

方法 1:

<html>

<head>

<meta http-equiv="content-type" content="text/html; charset=UTF-8">

方法 2:

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>



サポートされる文字とスペース

文字を書き表すときは、プレーンテキストの UTF-8 の文字を使用します。XML エンティティを使用するのは、その必要がある場合や、そのほうが読みやすいと思われる場合にのみしてください。たとえば、通常は「&copy;」エンティティではなく「©」文字を使用します。

「<」 (&lt;)、「>」 (&gt;)、「&」 (&amp;) には必ず HTML エンティティを使用します。

サポートされているスペースは、通常のスペース、改行なしスペース (&nbsp;)、ゼロ幅の非結合子 (&zwnj;) です。その他のスペースの使用は、選択、辞書検索、または行の折り返しアルゴリズムを無効にすることがあります。

問題を起こす可能性があるため、Unicode 形式の文字は使用しないでください。



電子書籍での読みやすさを重視する

Kindle は CSS による float 要素をサポートしていますが (表内は除く)、テキストおよび画像のフローティング要素がすべての Kindle 端末およびアプリケーションで印刷版とまったく同じレイアウトになることが保証されているわけではありません。フローティング要素が思いどおりの場所に配置されない場合は、印刷版と同じレイアウトを再現することにこだわるよりも、電子書籍で実現できる最適なデザインとレイアウトを重視することをお勧めします。Kindle 本では、印刷版と同じレイアウトを再現する目的のためだけに固定レイアウト形式を使用してはなりません。そのようなやり方は読書体験が損なわれます。


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