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原稿ファイルの保存

原稿ファイルをアップロードする前に、正しい設定を使用して適切な形式で保存してください。このページでは、本を出版用にアップロードする前に確認するファイルのガイドライン、仕様、および一般的なエラーについて詳しく説明します。

原稿ファイルをすでにアップロードし、エラーが表示された場合は、「ペーパーバックのフォーマットの問題の修正」をご覧ください。


目次



ファイルのガイドライン


  • 裁ち落とし要素がある場合: 画像や要素がページの縁まで印刷されるようにするには、原稿を PDF としてアップロードする必要があります。
  • 裁ち落とし要素がない場合: 裁ち落とし要素を含まない本の場合は、原稿を PDF、DOC、DOCX、RTF、HTML、または TXT ファイルとしてアップロードできます。KDP で出版または印刷される前に、これらのファイルが自動的に PDF に変換されます。
: 日本語、ヘブライ語、ラテン語、またはイディッシュ語の場合、PDF のみをアップロードできます。


ファイルの仕様


要素 確認...
ファイル サイズ 変換できる最大ファイル サイズは 650 MB です。650 MB の制限を超える原稿ファイルは、アップロード時に変換できません。
マークとコメント 提出するファイルには、トンボ、トリム マーク、ブックマーク、コメント、非表示オブジェクト、注釈、プレースホルダー テキスト、メタデータを含めないでください。プリンターのマークは無効にする必要があります。
ファイルのセキュリティ ファイルをロックまたは暗号化しないでください。
フォント 提出前に、すべてのフォントをネイティブ ファイルに埋め込みます。フォントはサブセットとして埋め込むのではなく、完全に埋め込むことをお勧めします。
画像とオブジェクト 提出前に、すべての画像をネイティブ ファイルに埋め込みます。
表紙でも原稿でも、すべての画像を 300 DPI 以上にする必要があります。
出版前に、透過オブジェクトとレイヤーをネイティブ ファイル内で結合してください。
ページ数 ページ数は原稿ファイルに基づいて計算されます。必要な場合は、偶数ページになるように調整されます。最小ページ数と最大ページ数は、選択した本の形式、インク、用紙、判型のオプションによって異なります。

ページ数の詳細については、「判型、裁ち落とし、マージンの設定」をご覧ください。
ページの見開き 原稿ファイルは必ず単ページで作成してください (見開きページは不可)。
グレースケールのアミ グレーの背景を含む本で、黒インクと用紙 (白) または用紙 (クリーム) の印刷オプションを選択する場合は、グレースケールのアミを 10% 以上にすることを推奨します。
線幅 グラフ、表、グラフィック要素などに線が含まれている場合は、線の太さを 0.75 ポイントまたは 0.3 mm (0.01 インチ) 以上にしてください。
ページを読む方向 ほとんどの言語については、KDP では左から右に読む (LTR) 形式の本のみがサポートされます。現在、ヘブライ語、イディッシュ語、および日本語については、右から左に読む (RTL) 形式のペーパーバックもサポートされます。これらの言語では、標準カラー オプションはご利用になれません。詳しくは、 サポートされる言語をご覧ください。
ページやコンテンツの向き ページやコンテンツの向きはすべて揃える必要があります。なぞなぞの本で答えが上下逆に記載されている場合など、ページの一部だけが上下逆で、他の部分は正しく記載されている場合などは問題ありません。
裁ち落とし 指定したページ サイズが目的の判型 (裁ち落としがある場合は裁ち落としを含むサイズ) に一致している。適切なサイズに印刷しないと、元の文書に含まれていた裁ち落としが失われる場合があります。

詳細については、「判型、裁ち落とし、マージンの設定」をご覧ください。

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本の作成数制限

快適な読書体験を提供するため、Amazon では 1 人のユーザーが同時および特定の期間に出版用に提出できる本の冊数を制限しております。定期的に多数の本を出版する予定の場合は、例外についてこちらよりお問い合わせください。

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PDF ファイルの作成

最適な結果を得るには、原稿ファイルを KDP にアップロードする前に PDF に変換することをお勧めします。高品質印刷に適した PDF ファイルを作成するには、以下の方法のいずれかを使用します。後で必要な場合に文書を編集できるよう、PDF を作成する前に必ず文書を保存してください。

注: アップロード用の PDF を作成するときは、新しいファイルを作成します。以前のバージョンを保存するとデータが破損し、アップロード、処理、印刷製本が遅れる可能性があります。

Microsoft Word 文書を PDF に変換する手順については、「ペーパーバックの Word ファイルを PDF に変換する」をご覧ください。

設定

お使いの編集ソフトウェアに応じて、印刷、エクスポート、または PDF として保存できます。いずれの方法を選択しても、上記のファイル仕様だけでなく、以下の PDF 固有の設定を有効にしてください。

  • PDF/X 形式を使用する。PDF/X-1a を推奨しますが、PDF/X 以外のファイル (PDF/A など) を提出された場合も、注釈、フォーム、その他の印刷されない要素は Amazon での審査時に削除できます。
  • 画像のダウンサンプリング (解像度を下げる処理) を無効にする。
  • PDF 作成ツールのロゴや透かしを削除する。
  • PDF を最適化します。最適化によってファイル サイズを削減し、ファイルの転送、アップロード、表示、印刷のスピードを向上することができます。

その他の設定については、通常はデフォルトのままにします。 これらの設定の変更方法がわからない場合は、お使いのソフトウェアのヘルプコンテンツを参照されることをお勧めします。PDF ファイルが作成されたらファイルを開き、期待通りの結果になっているかを確認します。期待通りでない場合は、元の文書に適切な修正を加えて、PDF ファイルを再作成します。

PDF に印刷:

  1. 本を執筆するときに使用したアプリケーションで文書を開き、「ファイル」メニューから「印刷」を選択します。
  2. 出力先プリンターの一覧から「PDF」を選択します。一覧に「PDF」がない場合も、ダイアログ ボックスに「PDF に印刷」または「PDF」というボタンがあることがあります。該当するオプションがある場合は、それを選択します。該当するものがない場合は、以下の方法 2 を試してください。
  3. 「プロパティ」、「設定」、「オプション」などをクリックし (オプション名はシステムによって異なります)、PDF ファイルの作成時に使用される PDF 設定を確認します。
  4. 印刷する PDF ファイルの名前と出力先を指定します (元の文書の現在の名前と場所がデフォルトで指定される場合もあります)。印刷ダイアログ ボックスの「OK」をクリックします。

PDF にエクスポート:

  1. 本を執筆するときに使用したアプリケーションで文書を開き、「ファイル」メニューから「書き出し」を選択します。 そのアプリケーションで使用できるエクスポート形式がいくつもある場合は、「PDF」を選択しなければならないことがあります。
  2. エクスポートする PDF ファイルの名前と出力先を指定します (元の文書の現在の名前と場所がデフォルトで指定される場合もあります)。ダイアログ ボックスの「保存」または「OK」をクリックします。
  3. PDF ファイルの作成時に使用される PDF 設定を確認します。
  4. 書き出しダイアログ ボックスの「書き出し」または「OK」をクリックします。

PDF として保存:

  1. 本を執筆するときに使用したアプリケーションで文書を開き、アプリケーションのメイン メニューまたは「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選択します。
  2. 使用できるファイル形式の一覧から「PDF」を選択します。
  3. 「設定」、「オプション」などをクリックし (オプション名はシステムによって異なります)、PDF ファイルの作成時に使用される PDF 設定を確認します。設定できる場合は、以下の設定が選択されていることを確認します。その他の設定については、通常はデフォルトのままにします。
  4. 保存する PDF ファイルの名前と出力先を指定します (元の文書の現在の名前と場所がデフォルトで指定される場合もあります)。印刷ダイアログ ボックスの「OK」をクリックします。

PDF ファイルが作成されたらファイルを開き、期待通りの結果になっているかを確認します。期待通りでない場合は、元の文書に適切な修正を加えて、PDF ファイルを再作成します。

ファイルを保存したら、アップロードして KDP でプレビューできます。

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手動審査チェックリスト

本を提出すると、その本の原稿ファイルと表紙ファイルが Amazon の審査チームによる手作業で審査されます。この手動審査で確認されるポイントと、ファイルが不合格とされる最も一般的な理由を以下に示します。

問題を見つけたら、元のファイルを修正し、修正後のファイルを KDP にアップロードしてください。元のファイルの新しい保存版ではなく、元のファイルを更新すると、ファイルの破損を防ぐことができます。

手動チェック 合格するための要件
本の詳細情報とファイルの情報が完全に一致しているか 原稿ファイルと表紙ファイルの情報は、本の設定時に入力した本の詳細情報 (タイトル、著者名、エディション、言語、ISBN など) と完全に一致している必要があります。以下を含め、本のすべての要素を確認してください。

  • タイトル ページ
  • 著作権ページ
  • ヘッダーとフッター
  • 表表紙と裏表紙
  • 背表紙
裁ち落とし
  • 原稿ファイルのコンテンツがページの端まではみ出すようにする場合、上、下、外側の仕上がり線より外側に 3.2 mm (0.125 インチ) 大きく取る必要があります。これで本の仕上がり時に、ページの端に白い線が現れなくなります。
  • 表紙のサイズには裁ち落としと背景 (色や画像など) を含め、仕上がり線より 3.2 mm (0.125 インチ) はみ出すようにします。これにより、本を裁断したときにページの端に白い部分が残ることを防止できます。
ページ設定/空白ページ
  • 原稿ファイルのページ番号は連番で、偶数ページが左、奇数ページが右に来るようにしてください。
  • 原稿ファイルの最初および途中に 5 ページ以上の連続する白紙を入れてはなりません。また、原稿ファイルの最後に 11 ページ以上の連続する白紙を入れてはなりません。
  • シリーズの前巻からの続きでページ番号を振ると、シリーズのタイトルと巻数が明記されます。
  • 原稿ファイルのフッター部分にあるページ番号がはっきり読める場合には、スキャン画像をそのまま使用することもできます。
判読できないテキスト 読者の読みやすさを考え、テキストは大きく、明瞭にする必要があります。テキストを判読可能にするには、以下の点を守ってください。

  • フォントの大きさを 7 ポイント以上にする
  • テキストが他の要素で隠れないようにする
  • テキストが背景に紛れないようにする
本のすべての部分のテキスト (原稿、テキストを含む画像、表紙など) を確認してください。
背表紙のテキスト
  • 背表紙のテキストの両側に 1.6 mm (0.0625 インチ) 以上の余白を確保します。テキストが大きすぎると、表表紙や裏表紙にはみ出す可能性があります。
  • テキストを配置できるだけの背表紙の幅を確保するには、ある程度のページ数が必要です。背表紙にテキストを配置するには、少なくとも 79 ページは必要になります。
テンプレート テキスト すべてのテンプレート テキストを実際の内容に置き換えるか、削除する必要があります。以下を含め、本のすべての要素を確認してください。

  • タイトル ページ
  • 著作権ページ
  • ヘッダーとフッター
  • 表表紙と裏表紙
  • 背表紙
マージン
  • 原稿のコンテンツがマージンからはみ出してはなりません。マージンからはみ出した部分は、製本時に切り捨てられる可能性があります。
  • 表紙のテキストが表紙の端からはみ出してはなりません。表紙の端からはみ出したテキストは、製本時に切り捨てられる可能性があります。
付属品 ファイルとメタデータ内に本と付属品がセットになっていることを示す記述があってはなりません。
製本 本に「螺旋綴じ」、「上製本」、「革装」、「カレンダー」などのさまざまな製本条件があることを示す記述があってはなりません。

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