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Kindle Create でのマンガの準備
ガイド付きビューの概要
ガイド付きビュー (GV) は、映画のような読書体験で、読者はマンガを 1 コマごとに読むことができます。これにより、マンガのページ全体が読みづらいスマートフォンやタブレットのようなモバイル端末で快適にストーリーを楽しむことができます。ガイド付きビューは、iPhone、iPad、Android、Kindle Fire、Web でご利用になれます。読者はいつでもガイド付きビューを利用でき、個人設定で読書体験をカスタマイズできます。注: ガイド付きビューは、マンガ Web Reader (https://read.amazon.co.jp/) ではご利用になれません。ガイド付きビューの目的は、読者がページを読むときの視線の流れに合わせることです。各コマを正しい順序で表示することで、ストーリーの各瞬間にフォーカスします。ガイド付きビューでは「マスキング」を使用して、コマがシームレスに分離しているように見せます。「マスク」は、ページの残りの部分を一時的に非表示にし、1 つのコマをフォーカスとして残す単色です。選択を行う際に、表示する領域 (ボックス内のすべて) と、マスキング カラーで非表示にする領域 (ボックス外のすべて) を決めます。
Kindle Create でリフロー型テキストを含む本を準備する方法について詳しくは、こちらの手順をご覧ください。
新しいプロジェクトを作成する
PDF または連結した JPEG/PNG 画像から新しいマンガを作成するには、次の操作を行います。- Kindle Create の起動画面で、「新規作成」ボタンをクリックします。あるいは、「ファイル」>「新規プロジェクト」を選択するか、CTRL + N (Mac では CMD + N) というショートカットを使用して新規プロジェクトを開くこともできます。「ファイルを選択」ダイアログ ボックスが表示されます。「マンガ」オプションをクリックします。
- 本のプロパティを選択できる画面が表示されます。ここでは、ページを読む方向を「左から右」、または「右から左」に設定できます。その下に、「見開きページ」を有効にするオプションが表示されます。見開きページが有効になっている場合、マンガのページが有効な端末で横向きで読んでいるときに並べて表示されます。
- 「ファイルを選択」ボタンをクリックします。PDF ファイルをインポートしている場合、ローカル ハード ドライブ上の PDF を探し、そのファイルを選択して「開く」をクリックします。マンガのページが JPG 形式、または PNG 形式の場合は、すべての画像を選択し、「開く」をクリックします。画像は選択された順序でインポートされるので、最良の結果を得るためにファイルに順番に名前を付けます (例: comic-0001.jpg、comic-0002.jpg)
- マンガがインポートされ、Kindle Create 内に表示されます。
プロジェクトを保存する
「ファイル」メニューの「プロジェクトを保存」をクリックして、インポートされた電子書籍を保存します。「保存」ダイアログ ボックスが開きます。お使いのコンピューター上の、ファイルを保存したい場所に移動します。「ファイル名」にファイル名を入力します。「保存」をクリックします。保存すると、Kindle Create では本に関連するすべてのファイルが指定したフォルダーに保存されます。.kcb (KCB) で終わるファイルは、Kindle Create で編集可能なプロジェクトです。このファイルは今後本を更新する際に必要になりますので、すべてのプロジェクトについてコピーを保存しておくことをお勧めします。
既存のプロジェクトを編集する
保存済みのプロジェクトを再開するには、「ファイル 」メニューの「最近開いた本」に移動し、編集するプロジェクトを選択します。これは、.kcb で終わるファイルになります。Kindle Create アプリを開くたびに右側に表示される「最近開いた本」列の最近のプロジェクトのリストから選択することもできます。プロジェクトを完了し、「エクスポート」をクリックすると、Kindle Create では KDP に提出できる出版可能ファイル (KPF) が生成されます。KPF ファイルは出版時にのみ使用されます。今後更新を行う場合に備えて、KCB ファイルをローカルに保存する必要があります。Kindle Create では、リフロー型ファイルを EPUB 形式でエクスポートすることもできますが、ファイルを KDP に提出する際は KPF を使用することをお勧めします。
ホットキー
以下の表に、Kindle Create で迅速に操作を実行できる、すべてのホットキーとその他のキーボード ショートカットのリストを示します。プロジェクトの管理
機能 |
ホットキー |
新規プロジェクト |
⌘ N |
既存のプロジェクトを開く |
⌘ O |
プロジェクトの保存 |
⌘ S |
プロジェクトを閉じる |
⌘ W |
KPF としてエクスポート |
⌘ + Shift + P |
表示オプションとキャンバス ナビゲーション
機能 |
ホットキー |
ズームイン |
⌘ + |
ズームアウト |
⌘ - |
拡大: ウィンドウに合わせる |
⌘ 0 |
拡大: ページ幅に合わせる |
⌘ 2 |
オーバーレイの有効化/無効化 |
O |
キャンバスの位置を変更 (選択範囲を移動しない) |
スペースキー + クリックしてドラッグ |
本の次のページと前のページに移動する |
上/下方向キー |
選択範囲の描画、編集、位置変更
機能 |
ホットキー |
新しい選択範囲を描画 |
D + クリックしてドラッグ |
現在の選択を複製 |
R |
コマ描画モード: フリーハンド |
Q |
コマ描画モード: 横方向の固定比率 |
W |
コマ描画モード: 縦方向の固定比率 |
E |
現在のページのコマを自動検出 |
⌘ + D |
すべてのページのコマを自動検出 |
⌘ + Shift +D |
現在の選択を削除 |
Delete/Backspace キー |
現在のページのすべての選択をクリア |
⌘ F |
すべてのページから選択をクリア |
⌘ + Shift + F |
選択のサイズを編集 |
アンカーポイントをクリックしてドラッグ |
選択の位置変更 |
クリックしてドラッグ |
選択の位置を移動 |
⌘ + 方向キー |
固定されている 1 つの軸に沿って選択を移動 |
Shift キーを押しながらクリックしてドラッグ |
ページ内の「次へ」と「前へ」の選択を切り替える |
左/右方向キー |
スポイト ツール - 現在の選択のマスクカラーを変更 |
A |
スポイト ツール - 現在のページのすべての選択のマスクカラーを変更 |
Shift + A |
現在の選択のマスクカラーを黒と白に切り替える |
C |
現在のページのすべてのパネルのマスクカラーを黒と白に切り替える |
Shift + C |
プレビュー ツール
機能 |
ホットキー |
プレビューで端末を回転させる |
⌘ + Shift + R |
プレビューで端末タイプを切り替える |
⌘ +D |
最初のページに移動 |
⌘ + Shift + F |
読み終わり位置に移動 |
⌘ + E |
位置に移動 |
⌘ + L |
自動めくり |
スペースバー |
Kindle Create インターフェイスの概要
- ページ カルーセルは、ウィンドウの左側に表示されます。ここでは、プロジェクト内のすべてのページのプレビューを確認できます。個々のページをクリックして主要な編集領域に表示できます。ページ カルーセルは、そのすぐ上にあるツール バーの「表示」ボタンを使用して、非表示と表示を切り替えることができます。
- 中央には主要な編集領域があり、現在のページが表示されます。
- 「ページ属性」パネルは、常に右側に表示されます。このパネルでは、ガイド付きビューの各ページに対するすべての編集を表示および管理したり、コマ描画モードを変更したり、ページを見開きページまたは単ページとして設定できます。
- アプリケーション ウィンドウの上部にあるツールバーには、頻繁に使用するためのさまざまなツール ショートカットがあります。
見開きページと単ページ
「見開きページ」または「単ページ」を選択して、マンガのすべてのページの種類を管理できます。これにより、見開きページがサポートされている端末でページがどのように横向きに表示されるかが決定されます。見開きページ: ページは横向きに読んでいるときに並べて表示されます。紙書籍を中央に開いているように表示されます。端末が縦向きの場合、ページは個別に表示されます。
単ページ: ページは横向きと縦方向の両方で個別に表示されます。幅が広い (幅が高さの 1.125 倍を超える) ページは、通常、最適な読書体験を提供するために、単ページとしてマークされます。
個別のページの種類を設定するには、次の操作を行います。
- Kindle Create で「ページ属性」パネルに移動します。
- 「ページの種類」で、「単ページ」または「見開きページ」を選択します。左端のページ カルーセルでは、変更を行った直後に変更が反映されていることがわかります。
- 左側のカルーセルの任意のページを右クリックまたは Ctrl キーを押しながらクリックして、同じオプションにアクセスすることもできます。
すべてのページのページの種類を変更するには、次の操作を行います。
- 「編集」に移動します。
- 「ページの種類」に移動します。
- 「すべて見開きページとして設定」または「すべて単ページとして設定」をクリックします。
Kindle Create では、高さよりも幅があるページが単ページとして自動的に設定されます。また、2 つの異なるサイズのページを見開きページとして設定することはできません。
ページ レイアウト配置のヒント:
- 見開きページがサポートされている端末を使用している読者にとっては、一度に 1 つまたは 2 つのページがランダムに表示されるように切り替わる本は、読書進行の妨げになることがあります。最適な読書体験のために、紙書籍のマンガの表示に近づくよう、見開きページと単ページを設定します。これは一般的に、単ページがほとんどの場合に本の最初か最後に表示され、場合によっては見開きの後に表示されるということです。
- 一部のマンガ、特にシリーズの作品では、最終ページが従来自立しており、ページをめくった後に明らかになります。この効果をマンガに使用する場合、最後のストーリー ページを単ページとして設定できます。
ページを再配置する
ページ カルーセルでページをクリックしてドラッグすると、ページの順序を自由に並べ替えることができます。ページをドラッグしている間、青いカーソルが表示され、ページが移動される位置を示します。ページの順序を再配置すると、単ページ設定と見開きページ設定が影響を受けることがあります。ページを削除、挿入、および置換する
ページ カルーセルで、ページを右クリックまたは Ctrl キーを押しながらクリックすると、オプションのリストが表示されます。ここから、「ページを挿入」、「選択したページを削除」と「選択したページを置換」を選択できます。- ページを削除するには、「選択したページを削除」を選択します。ページがすぐに削除されます。
- ページを挿入するには、「ページを挿入」を選択します。ポップアップ ファイル ナビゲーターが表示されます。JPG ファイル、PNG ファイル、および PDF ファイルがサポートされています。選択したファイルは、右クリックしたページの後に表示されます。
- ページを置換するには、「選択したページを置換」を選択します。ポップアップ ファイル ナビゲーターが表示されます。選択したページが削除され、新しいファイルがその場所に表示されます。
挿入または置き換えるファイルのインポート中にエラー メッセージが表示された場合、トラブルシューティングのヒントをご覧ください。
電子書籍にガイド付きビューのコマを追加する
これらの選択は、自動的に、または手動で追加できます。
コマの自動検出
Kindle Create には、マンガのコマをすばやく選択できる「自動検出」機能があります。この機能は、コマが接触しておらず、すべてのコマの境界が背景色とはっきり区別できる場合に適切に動作します。自動検出は一部のマンガでは時間を節約するための優れたツールですが、エラーを修正するには手動レビューが必要です。
自動検出を使用するには、ツールバーの自動検出ショートカットをクリックします。または、すべてのページまたは選択したページに対し「編集」メニューの「コマ」>「コマを自動検出」に移動します。「ページ属性」パネルには、自動検出ショートカット ボタンもあります。このボタンを押すと、ポップアップ ウィンドウが開きます。このポップアップに、余白、マスクカラー、不透明度を設定するオプションが表示されます。 これをクリックすると、自動検出設定をカスタマイズできるメニューが表示されます。これらの設定を変更しない場合、自動検出ではマスクカラー、不透明度、およびコマ境界線からの距離にデフォルト設定が使用されます。
- 余白は、コマの境界線と選択の間のスペースの量です。デフォルトで、選択は 4 辺すべてで検出されたコマの境界線から 10 ピクセルの距離で行われます。マンガに非常に薄い「とじしろ」(コマ間のスペース) がある場合、この数値を減らして、その他のコマが選択に含まれないようにすることができます。マンガに大きなとじしろがある場合、この数値を増やして、コマ周囲に十分なスペースを含めることができます。垂直方向の余白と水平方向の余白は個別に調整できます。
- マスキングは、現在の選択外のページの領域を非表示にする単色です。これにより、ガイド付きビューで一度に 1 つのコマがはっきりと分離しているように見えます。マスキング カラーは通常、とじしろのスペースの色またはページの背景と一致させる必要があります。マスキングの使用方法について詳しくは、マスキング カラーを参照してください。
- 不透明度は、マスキング カラーの透明度を制御します。この属性は、常にデフォルトの 100% のままにしておくことをお勧めします。
コマを手動で選択する
D (「ホットキー」を参照) を押したまま、ページ上の任意の場所をクリックしてドラッグし、新しい選択を描画します。
各選択は、「ページ属性」パネルに降順 (読む順序の最初のパネルが上部に表示され、最後のパネルが下部に表示) で表示されます。わかりやすくするために、各選択範囲の右上にある円には、ページ上の順番での位置を示す数字が表示されます。
選択を変更する
選択を移動またはサイズ変更するには、クリックしてドラッグします。
選択の中央の任意の場所をクリックしてドラッグすると、ページ上の位置を変更できます。
選択の境界線に沿った 8 つの正方形のアンカー ポイントのいずれかをクリックしてドラッグすると、サイズと形状を調整できます。いずれかの角から反対側の角だけを固定しながら調整すると、幅と高さを自由に調整できます。いずれかの辺から反対側の辺を固定しながら調整すると、選択のその辺だけが移動します。
「ページ属性」パネルでは、各選択がマスキング カラー プレビュー、ピクセル寸法、およびガイド付きビューに表示される降順の数字を示す行で表されます。選択の順序を並べ替えるには、3 つの正方形で示される左側をクリックしてドラッグします。
いずれかの選択をクリックすると、その選択のすべての属性のドロップダウンが表示されます。このドロップダウンでは、次のことができます。
- ゴミ箱アイコンをクリックして、選択を削除します。(キーボードの Delete キーを使用して、現在アクティブな選択をいつでも削除できます。)
- 「幅」と「高さ」(ピクセル単位) を手動で編集し、コマのサイズを正確に変更します。
- 「左」と「上」の画素座標を手動で編集し、ピクセルの位置を正確に変更します。
- 「マスク」をクリックし、パネル周辺のマスキング カラーをさまざまなカラー オプションから選択します。マスキング カラーをページと正確に一致させるには、A を使用してスポイト ツールを有効にします。
- 「不透明度」の割合を調整して、現在のコマ周辺のマスキングの透明度を変更します。
コマ描画モード
コマ描画モードは、「ページ属性」パネルのオプション、またはホットキー Q (フリーハンド)、W (横方向の固定比率)、および E (縦方向の固定比率) で変更できます。固定比率モードが有効になっている場合、新しく描画された選択は事前設定されている比率に固定されます。同様に、固定比率モードで既存の選択を編集すると、その選択が事前設定されている比率に固定されます。[Q] をタップするだけで、いつでもフリーハンド描画モードに戻ることができます。
「ページ属性」パネルでは、事前設定されている比率の 3 つのオプション (3:2 (デフォルト)、16:9、および 4:3) を選択できます。
固定比率は、ガイド付きビュー内での読みやすさと特殊効果を実現するためのツールです。
複数の選択を削除する
「編集」>「コマ」に移動すると、選択を一括クリアするための 2 つのオプションが表示されます。選択したページのコマをクリア: 現在選択されているページのすべての選択を削除します。すべてのページのコマをクリア: 既存するすべての選択を本から削除します。
「ページ属性」パネルには、すべての選択を現在ページから削除する「すべてクリア」ボタンがあります。
ガイド付きビューをプレビューする
プレビュー ツールを使用して、ガイド付きビューがさまざまな端末で実際に読者にどのように表示されるかを確認します。ツールバーの右上隅にあるタブレットの形をしたアイコンをクリックして、プレビュー ツールを開きます。プレビュー ペインがポップアップ ウィンドウに表示されます。このウィンドウでは、左上のドロップダウンを使用して、端末タイプをタブレット、スマートフォン、Kindle 電子書籍リーダーに変更できます。ドロップダウンの横で、端末の横向きと縦向きを切り替えることもできます。目次を追加する
目次を使用して、本の特定のページにジャンプできます。目次 (TOC) を追加するには、次の操作を行います。
- 目次を開始するページを選択します。
- Kindle Create で「ページ属性」パネルに移動します。
- 「目次に含める」チェックボックスをオンにします。
- セクションのタイトルを追加します。タイトルの長さは 100 文字以内です。